時をかけるGS女

80年代生まれの私が、GS(グループサウンズ)についてキャーキャー騒ぐブログ。

有難や節 あゝ有難や有難や

和田浩治主演の『有難や節 あゝ有難や有難や』…守屋浩のヒット曲「有難や節」を題材にした歌謡アクション映画です。
1961年公開なのでGS時代よりも前の映画ですが、ムッシュとスパイダースが出演してます!


ムッシュは田中明夫の子分のチンピラ役で登場。
それはどこで買ったパーティーグッズですか??(´・ω・`)と思うような、ドデカイへんてこサングラスをかけてチョコチョコ動き回ってます。とってもドジっ子で、憎めない可愛いチンピラさんです♪

清水まゆみを拉致しようと彼女が乗る車に飛び乗ったチンピラ一味。そこでムッシュが一曲、陽気な恋愛ソング「凸凹ブルース」をニッコニコで歌います♪
あぁ、本当になんてキュートなチンピラなんだ(*´Д`)

 

そして日活アクション映画のお楽しみのひとつ、キャバレーでの歌謡ショー。
敵の拠点「キャバレー龍城」のステージで、ポール聖名子が「ブーブーお月さん」という歌を、守屋浩が「便利節」を歌いますが、そのバックで演奏しているバンドが、まだ結成間もない頃のスパイダースです!GS時代とは編成がだいぶ違いますが、ドラムを叩く田辺社長の姿がしっかりと確認できました!他のGS時代のメンバーはまだ誰もいません。

ポール聖名子の「ブーブーお月さん」は、レコードになってるんでしょうかね??調べたけどよくわかりませんでした。童謡チックでとても可愛らしい曲。こういう曲ってちょっと歌い方を間違えると頭悪い子に見えちゃいそうですが、とってもステキな感じで歌い上げてました。私はこの曲結構好きですね~♪
この時代の日活映画って、こういうレアな曲を本人が出てきて歌うシーンが結構あるから、観るのすっごく楽しいんですよね~♪(∩´∀`)∩

時代劇のセットみたいな独特の内装のキャバレーで、肩衣を着けて演奏するスパイダース。なんだかすっごい不思議な画ですね~。歌も歌だし、そのまま盆踊り大会でも始まるんじゃないかって雰囲気です。
GS時代のスパイダースとはあまりにも雰囲気違いすぎて衝撃ですが、これはこれでステキです。イイもの見させていただきました♪


本作の主題歌「有難や節」の作詞を手掛けた浜口庫之助もカメオ出演してます。
GS映画とはちょっと違うかもですが、なかなか面白い映画ですょ!!( *´艸`)